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60代女性、外反母趾に悩んでご来店くださいました。
外反母趾で履ける靴がない、どうしたらいいか、というご相談なので
カウンセルングで現在の状態(足・姿勢・歩き方)を分析、靴の選び方を
お伝えしました。

ちょうど、店頭にあるサンプルの靴をお気に召して、ご購入くださって
1ヶ月ほど経った後のことです。使用感を伺ってみると、
「とても快適」「痛みもない」ということでした。

お足も見せていただくと、1ヶ月前に外反母趾の部分が少し腫れて浮腫んで
いた様子がおさまって、むくみがひいて締まってきていました。

この部分に腫れがあると、靴に上から押されるような窮屈でイヤな感覚で、
それを避けるように歩き方を歪ませてしまいます。これは意識的にしているのでは
なくて、不快を避けるように無意識に行なっているので、ご自身では
気付きにくいことです。

1ヶ月間の中で他の靴を履かれた時に、ご購入された靴との使用感の違いが
よくわかったそうです。そして数時間履いていたら痛くなってしまったそうです。

「他の靴を履いたら違いを実感したわ」と、ご感想をいただきました。
状態に合わせた靴の効果を感じていただけてよかったです。

歩行のバランスが整った形で歩くと、関節が滑らかに動いて、筋肉も、靭帯も、
歩くことで強化されていきます。
逆に、バランスが崩れた形で歩くと、逆効果になって、どこかが痛い、疲れる、
むくむ、と進んでしまいます。

足と靴と歩き方を整えて歩くことは、ご自身をいたわって強くすることです。